【10月21日 AFP】メキシコ南部ゲレロ(Guerrero)州イグアラ(Iguala)で前月から学生43人が失踪している事件について、メキシコ政府は20日、学生たちの居場所や失踪に関与した人物の特定につながる情報に対し、11万ドル(約1170万円)の懸賞金を支払うと発表した。懸賞金の発表は、学生43人のモノクロ写真とともに国営紙に掲載された。

 一方、失踪している学生たちの家族の代表は、政府による捜査に警戒感をあらわにしている。この事件では麻薬密売組織と警察の癒着が絡んでいる可能性が疑われており、麻薬関連の抗争や暴力が悲惨なまでに日常的となっているメキシコで大きな波紋を巻き起こしている。(c)AFP/Allan García