【10月21日 AFP】(一部更新)ロシアの首都モスクワ(Moscow)のブヌコボ(Vnukovo)国際空港で20日夜、フランスの石油大手トタル(Total)のクリストフ・ドマルジェリ(Christophe de Margerie)最高経営責任者(CEO)が搭乗するプライベートジェット機が除雪車に衝突し、空港当局によると同CEOら4人が死亡した。

 トタル社は21日、同CEOの死亡を確認したと発表。ブヌコボ空港当局は声明で、パリ(Paris)に向けて離陸準備中だった、仏ダッソー(Dassault)社製のファルコン(Falcon)型ビジネスジェット機が20日午後11時57分(日本時間21日午前4時57分)、除雪車と衝突し、乗客1人と乗員3人の全員が死亡したと発表した。事故当時の視界は350メートルだったという。モスクワでは20日、今季初の降雪が観測されていた。

 タス通信(ITAR-TASS)もまた、航空当局筋の情報として、ドマルジェリ氏とフランス人乗員3人の計4人が死亡したと報じている。(c)AFP