【10月19日 AFP】(写真追加)米国内で初めてエボラウイルスに感染した米テキサス(Texas)州の女性看護師ニーナ・ファム(Nina Pham)さん(26)の写真(この記事の最初の2枚)が18日に公開された。

 この写真は、テキサス州ダラス(Dallas)のテキサス・ヘルス・プレスビテリアン病院(Texas Health Presbyterian Hospital)の病室で今月16日に撮影された動画のひとこま。

 ファムさんは16日に航空機で米メリーランド(Maryland)州ベセスダ(Bethesda)の米国立衛生研究所臨床センター(National Institutes of Health Clinical Center)に転送され、日付が変わる少し前に到着した。

 米国立アレルギー感染症研究所(National Institute of Allergy and Infectious DiseasesNIAID)のアンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)所長は報道陣に対し、ファムさんの容体は悪化しておらず、現在のところ安定しており、可能な限り最良の治療を受けていると述べた。

 米国内で初めてエボラ出血熱と診断され、今月8日に死亡したリベリア人男性、トーマス・エリック・ダンカン(Thomas Eric Duncan)さんの治療に携わったファムさんが、エボラ出血熱と診断されたことは、今月12日に発表されていた。

 米国内でエボラに感染した医療従事者はファムさんが初めて。ファムさんと同じテキサス州の病院にいた別の看護師もエボラウイルスに感染していることが確認され、ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)のエモリー大学病院(Emory University Hospital)で治療を受けている。(c)AFP