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米軍の極秘シャトル、周回軌道から22か月ぶりに帰還

2014年10月18日 16:11 発信地:ロサンゼルス/米国

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米軍の極秘シャトル、周回軌道から22か月ぶりに帰還
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米カリフォルニア(California)州バンデンバーグ空軍基地(Vandenberg Air Force Base)に帰還した米軍の無人シャトル「X-37B」(2010年12月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/US AIR FORCE/HANDOUT

【10月18日 AFP】米軍の最高機密とされる無人シャトル「X-37B」が、22か月間にわたる地球周回を終え、米カリフォルニア(California)州バンデンバーグ空軍基地(Vandenberg Air Force Base)に現地時間17日午前9時24分(日本時間18日午前1時24分)、帰還した。米軍は現在もX-37Bのミッションは極秘だとしている。

 X-37Bは米航空宇宙大手ボーイング(Boeing)製で、全長約8.8メートル、翼幅約4.6メートル、重量約5トン。スペースシャトルを小さくしたような外観を持ち、音速の25倍で飛行できる。往路はロケットに積載されて打ち上げられ、ミッションを完了した後には飛行機のように帰還する。ただし、米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルとは異なり、後部には1個ではなく2枚のスタビライザー(安定板)がV字型に取り付けられている。

 2010年に初めて打ち上げられたときには約8か月間、2回目は15か月以上、周回軌道上で活動した。3回目のミッションとなる今回は2012年12月11日に打ち上げられ、活動期間は過去最長となった。

 帰還を受け、米軍第30宇宙航空団(30th Space Wing)のキース・ボールツ(Keith Balts)団司令は「一丸となって3回目となる着陸を無事成功させることができ、われわれのチームを誇りに思う」と語った。

 専門家の間では、X-37Bは他国衛星に対するものを含め宇宙からの偵察行為の基盤になり得るとの指摘がある。しかし米当局は以前から、他の衛星を撃墜し得るような「宇宙兵器」の開発とX-37Bプロジェクトの関連を否定している。米空軍は、X-37Bによって「再利用可能な」宇宙船向けの技術の試験や各種の実験ができるとしているが、実験の詳しい内容は明らかにしていない。(c)AFP

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