ロイヤルズ、オリオールズとの接戦を制してWS進出に王手
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【10月15日 AFP】14MLBは14日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第3戦が行われ、カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)は2-1でボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)に勝利し、ワールドシリーズ進出に王手をかけた。
ポストシーズン全勝を守ったロイヤルズは、これでシリーズの対戦成績を3勝0敗とし、翌日のホームでの第4戦に勝利すれば、無傷の4連勝でワールドシリーズ進出が決まる。
今季、29年ぶりにプレーオフへ進出したロイヤルズは、ここまでのポストシーズン7試合に全勝しており、ワールドチャンピオンに輝いた1985年以来となるワールドシリーズ進出にも手が届くところへきた。
ア・リーグ王者となったチームは、ナ・リーグ制覇を争っているサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)もしくはセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)の勝者と、21日からワールドシリーズを戦う。
ロイヤルズは2回、オリオールズのスティーブ・ピアース(Steve Pearce)とJJ・ハーディ(J.J. Hardy)に連続二塁打を浴びて1点を先行されたが、4回に安打2本と四球で満塁の好機を作ると、アレックス・ゴードン(Alex Gordon)の二塁ゴロの間にロレンゾ・ケイン(Lorenzo Cain)が生還し、同点に追いついた。
そして迎えた6回、ロイヤルズは機動力を生かして勝ち越しに成功した。この回先頭の青木宣親(Norichika Aoki)が単打で出塁すると、青木の代走、ジャロッド・ダイソン(Jarrod Dyson)が、エリック・ホズマー(Eric Hosmer)の右前打の間に一挙に三塁を陥れ、続くビリー・バトラー(Billy Butler)の左翼への犠飛で決勝の本塁を踏んだ。
投げては先発のジェレミー・ガスリー(Jeremy Guthrie)が5回を3安打に抑えると、ジェイソン・フレーザー(Jason Frasor)、ケルヴィン・ヘレラ(Kelvin Herrera)、ウェイド・デービス(Wade Davis)、グレグ・ホランド(Greg Holland)がそれぞれ1回を無安打に抑える完璧な継投で逃げ切った。(c)AFP