【10月8日 AFP】南北アメリカやアジア地域では8日の皆既月食で、月が赤く染まり「ブラッドムーン(Blood moon)」となる天体ショーを見ることができるかもしれない。

 数時間続く皆既月食の間、地球は太陽と月の間を通過する。

 月はこの際、地球の大気中で散乱した太陽光を反射して、赤みがかった色になる。

 月食は、グリニッジ標準時(GMT)8日午前8時(日本時間同日午後5時)に始まる。

 また今回は、米航空宇宙局(NASA)のロボット望遠鏡サービス『スルー(Slooh)』経由で月食を見ることもできる。

 今回の月食は、4回連続で皆既月食が発生する「テトラッド(Tetrad)」と呼ばれる現象の2回目にあたる。最初の皆既月食は4月15日だった。この後2回の皆既月食は、来年の4月4日と9月28日。

 前回のテトラッド現象が起きたのは2003~2004年。次回は2032~2033年に起きると予測されている。21世紀には合計8回のテトラッドが発生する。(c)AFP