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先天的に子宮がない女性が出産、世界初 閉経後のドナーから移植

2014年10月5日 7:14 発信地:パリ/フランス

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先天的に子宮がない女性が出産、世界初 閉経後のドナーから移植
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生体子宮移植手術を受けた36歳の女性が2014年9月にスウェーデン・ヨーテボリ大学(University of Gothenburg)の病院で出産した男の赤ちゃん。英医学専門誌ランセット(Lancet)提供(2014年10月4日提供)。(c)AFP/HANDOUT/THE LANCET

【10月4日 AFP】(写真追加)スウェーデンで先月、世界で初めて、生体子宮移植手術を受けた女性が出産していたことが分かった。英医学専門誌ランセット(Lancet)が4日伝えた。不妊に悩む女性たちにとって、画期的な出来事だと指摘されている。

 同誌によると、妊娠高血圧腎症を発症したスウェーデン人の女性(36)が、妊娠31週で帝王切開により男の子を出産した。赤ちゃんの出生時の体重は1775グラムで、母子共に健康だという。

 女性は遺伝的な要因により先天的に子宮がないが、卵巣は正常に機能している。家族の友人であり、7年前に閉経した61歳の女性から子宮の提供を受けて昨年、生体子宮移植手術を受けた。体外受精に使用した卵子は女性の卵巣から採取し、凍結保存されていた。

 移植手術から約1年後に初期胚1個を移植したところ、3週間後に妊娠が確認されたという。

 ランセットによると、手術を担当したスウェーデン・ヨーテボリ大学(University of Gothenburg)のマッツ・ブレンストレム(Mats Braennstroem)教授は、「今回の成功は、10年以上に及ぶ徹底的な動物を使った研究と外科訓練の結果であり、不妊症に苦しむ世界中の数多くの若い女性の治療に可能性を開くものだ」と述べ、「われわれのチームは、閉経後のドナーからも生体子宮移植が実行可能であることを示した」と語った。(c)AFP

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