一発退場のルーニー、判定は妥当と認める
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【9月29日 AFP】27日のウェストハム(West Ham)戦で自身通算6度目の一発レッドカードを受け、気性の激しさが再び話題になっているマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が28日、退場処分は妥当な判定だったと認めた。
今季はルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督からチームの主将に指名され、この日はユナイテッドでの初出場からちょうど10年を祝福されているルーニーは、ウェストハム戦の後半15分過ぎにスチュワート・ダウニング(Stewart Downing)を蹴り倒し、退場処分となった。
28歳のルーニーはこの日、「あの瞬間、やってしまったと思った」とコメントしている。
「あれはレッドカードだし、判定に異議を申し立てても、誰のためにもならないと思う。多分、正しい判定だった。ウェストハムのあの選手がカウンターを仕掛けようとしているのが見えたから、プレーを切ろうとしたんだけど、判断を誤った」
「(悪いのはルーニーだと)みんな分かっていると思うし、だからチームのみんなが頑張って耐えてくれたのが、とにかくありがたい」
クラブでは5年半ぶりとなるレッドカードを受けたことで、ルーニーは古巣のエバートン(Everton)、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)、そしてチェルシー(Chelsea)との試合を出場停止により欠場することになる。
ルーニーはチームメートには謝罪したものの、ダウニングにはそうせず、「蹴るつもりはまったくなかった」と話した。
「転ばそうとしたんだよ。誓って言うが、相手との距離が離れだしていたから、足を必要以上に伸ばしてしまっただけだ」
「彼がボールを前方に出したときには、僕の脚は伸びきっていた。主審がレッドカードに値すると考えるのは当然だ」
ウェストハム戦で先制点を決めているルーニーは、欧州選手権(UEFA Euro 2016)の予選には出場できる。イングランド代表は、10月にサンマリノ戦とエストニア戦を控えている。
しかしクラブチームでは、11月第1週までファン・ハール監督の招集に応じることができない。復帰戦は同都市のライバル、マンチェスター・シティ(Manchester City)との一戦になる。
ユナイテッドで今季3得点を記録しているルーニーは、「何よりも残念なのはそこだ」と話した。
「次の3試合に出られないと分かって、本当に落ち込んでいる。受け入れるのは難しい。イングランド代表の試合があるのはありがたいけれど、ここではすごく良い練習ができるからね」
「大変だけど、向こうでも状態は上げていくつもりだから、とにかく良い練習をしっかり積んで、戻る準備をしておかないと」
(c)AFP