【9月2日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2014)は1日、米ニューヨーク(New York)市のUSTA・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(USTA Billie Jean King National Tennis Center)で男子シングルス4回戦が行われ、大会第3シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は7-5、4-6、7-6、6-2で第16シードのトミー・ロブレド(Tommy Robredo、スペイン)に勝利し、準々決勝に駒を進めた。

 この試合で18本のサービスエースを記録したワウリンカは、第3セットのタイブレークで2度迎えたセットポイントをしのぐと、第4セットは圧倒的な強さでロブレドを一蹴した。

 ワウリンカは、ウイナーの数でも第3セットの27本を含めて合計75本を記録し、ロブレドの19本を大きく上回った。

「今日の試合は本当にタフだった」と語ったワウリンカは、フルスイングした際、コートを囲む膝の高さほどのフェンスにつまずき、ルイ・アームストロング・スタジアム(Louis Armstrong Stadium)の観客席に転がり込むという一幕もあった。

 ワウリンカは、「体調に波があった」としながら、「でも体は問題なかったよ。それより、走ったことや試合そのものに疲弊してしまった」と語った。

「勝った時は、いつも試合後の心地よさが増す」とつけ加えたワウリンカは、これまでロブレドとの8度の直接対決で2勝しか挙げておらず、そのうちの1勝は、自身初の四大大会(グランドスラム)制覇を成し遂げた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)4回戦で記録したものだった。

 ワウリンカの準々決勝の相手は、第5シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と第10シードの錦織圭(Kei Nishikori)の勝者となる。(c)AFP