【9月1日 AFP】スペイン1部リーグの昨季王者アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は31日、イタリア・セリエAのトリノ(Torino FC)と、同国代表のアレッシオ・チェルチ(Alessio Cerci)獲得で合意したと発表した。

 ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)、フィリペ・ルイス・カスミルスキ(Filipe Luis Kasmirski)、GKティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)を放出したアトレティコにとって、27歳のチェルチは今夏に獲得した10人目の選手となった。

 アトレティコのスポーツディレクターを務めるホセ・ルイス・カミネロ(Jose Luis Perez Caminero)氏は、クラブの公式ウェブサイトで、「トリノとチェルチの移籍で合意したことは、全員にとって素晴らしいニュースだ」とコメントした。

「チェルチは、今季の重要な目標に向けてチームの戦力補強を完了させるための明確なターゲットだった」

「この夏の補強についてはすべて、かなりの労力を費やすことになった。しかし、チームの鍵を握ることになるチェルチがいれば、必ず報われると確信している」

 チェルチは昨季、トリノで13得点12アシストを記録し、チームをヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2014-15)出場権を獲得できるリーグ7位に導いた。

 チェルチはまた、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)でクラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)監督が率いたイタリア代表メンバーに選出されたが、イタリアが0-1で敗れたコスタリカ戦に途中出場したのみに終わっている。(c)AFP