【8月31日 AFP】イングランド・プレミアリーグのクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)に所属するロイク・レミ(Loic Remy)が、1日の移籍期限までに同リーグのチェルシー(Chelsea)に移籍する見込みだと分かった。QPRのハリー・レドナップ(Harry Redknapp)監督が30日に明かしている。

 レミは同日に行われたサンダーランド(Sunderland AFC)戦で元々は先発が予定されていたが、レドナップ監督は、27歳のレミにチェルシーから接触があり、退団する見込みだと明かした。

 報道によると、チェルシーは契約にある800万ポンド(約13億8000万円)の違約金を支払ってレミを獲得するという。オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)などでもプレーしたレミは、ACミラン(AC Milan)に2年間の期限付き移籍で放出されたフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)の代役を務める。

 レドナップ監督は英国放送協会(BBC)に対し、「彼はメンバーに入っていた。12時くらいに電話を受けたばかりで、移籍することになりそうだと言っていた」とコメントした。

「もう話はついているらしいから、変更をしなくてはならなかった。私の知る限り、そう(行くのはチェルシー)だ。プレーしたくないとは言っていなかったが、ピッチに出て試合に集中するのは難しい」

 レミは2013年1月にQPRへ加入しているが、クラブのチャンピオンシップリーグ(2部)降格を受けて、昨季はニューカッスル(Newcastle United)に期限付き移籍し、リーグ戦26試合で14得点を挙げていた。

 今オフにQPRに復帰した後も、レミはレドナップ監督に対し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)に出られるチームに移りたいとの希望をはっきり伝えており、今回、同じ西ロンドンでロフタス・ロード(Loftus Road Stadium)にもほど近い、スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)へ移るチャンスを手にした。(c)AFP