【8月18日 AFP】(一部更新)仏警察によると18日夜、パリ(Paris)北部でサウジアラビアの王子の車列が武装集団に襲われ、現金25万ユーロ(約3400万円)と「機密」を含む文書が強奪された。

 車列は市内のサウジアラビア大使館からパリ郊外のルブルジェ(Le Bourget)空港に向かっていたが、パリ北部ポルト・ドゥ・ラ・シャペル(Porte de la Chapelle)付近でカラシニコフ自動小銃を持った集団に襲われた。けが人はなかった。襲撃に使われた車は盗難車で、後に燃やされた状態で見つかった。これまでのところ逮捕された容疑者はいない。

 仏日刊紙パリジャン(Le Parisien)は「機密」に相当する文書も盗まれたと報じている。警察筋はAFPに対し「異例の襲撃事件。一味は明らかに情報をよくつかんでいた。非常にまれな手段を使った」と語った。(c)AFP