【8月14日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2014)は13日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は7-6、5-7、6-2でカナダのバセック・ポスピシル(Vasek Pospisil)を下し、ATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)シリーズで史上初となる300個目の白星を挙げた。

 33歳のフェデラーは、2時間に及んだ試合を制し3回戦へ駒を進めると、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)に向けて好調を維持した。

 レイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt、オーストラリア)に勝利し、2009年のこの大会でマスターズ1000シリーズ200勝目を挙げたフェデラーは、W&Sオープンで5度の優勝を経験している。

 シティ・オープン(Citi Open 2014)で準優勝に輝いたポスピシルに第2セットを奪われたフェデラーだが、最終セットでは圧巻のプレーを披露し、ポスピシルとの対戦成績を3戦全勝に伸ばした。

 フェデラーは、「いい数字だね」と自身の記録を表現すると、「今日よりもすごいことが色々あったけど、それにしても、こういう節目を迎えられるのは素晴らしいこと」と話した。

「僕も、マスターズ1000シリーズで苦戦した選手の一人。いつも上位選手と戦わなければならないこのシリーズが、どれだけ厳しいものか知っている」

「そういう見方でいえば、300勝というのは本当にうれしいことだよ」

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