【8月10日 AFP】男子テニス、ロジャーズ・カップ2014(Rogers Cup 2014)は9日、カナダ・トロント(Toronto)のレクソール・センター(Rexall Centre)でシングルス準決勝が行われ、大会第13シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)は6-4、6-3で第7シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を破り、決勝進出を決めた。

 29歳のツォンガは、第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)の勝者と戦う決勝で、2度目のATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)シリーズ制覇を狙っている。

 2008年のパリ・マスターズ(BNP Paribas Masters)で優勝したツォンガだが、2011年の同大会とATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2011)では、フェデラーに敗れタイトルを逃した経験がある。

 世界ランク8位のディミトロフは、トップ10の選手の中では最年少で、将来を嘱望されているが、この日の試合では、1時間半足らずでツォンガの前に屈した。

 ツォンガは7本のサービスエースを決めると、4度のブレークポイントをすべてしのぎ、3つのブレークを奪ってディミトロフを圧倒した。2011年に3度迎えた直接対決でも、ツォンガが3戦全勝と勝ち越している。

 3回戦で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破ったツォンガは、準々決勝でも2013年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)王者アンディ・マレー(Andy Murray、英国)を退けた。

 キャリア通算11個目のトロフィー獲得を狙うツォンガは、フェデラーに4勝11敗と負け越しているが、ロペスとの対戦成績は5勝0敗となっている。(c)AFP