【7月22日 AFP】英重大不正捜査局(Serious Fraud OfficeSFO)は21日、外国為替市場の不正操作疑惑に関する刑事捜査を開始したと発表した。

 欧州連合(EU)および英米の金融監督機関はこれまでにも、数兆ドル(数百兆円)規模の金融市場操作に関与したとして超大手銀行や投資企業に巨額の制裁金を科している。

 報道によると、捜査の重点は為替市場指標の操作でトレーダーたちが個人的利益を得ていたか否かに置かれる見込み。

 英国のバークレイズ(Barclays)、HSBC、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(Royal Bank of Scotland)の各行は、今回の捜査に関わっていることを認めている。

 また、ドイツ銀行(Deutsche Bank)、スイス金融大手UBS、米シティグループ(Citigroup)、JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)も、捜査に協力していることを明らかにしている。(c)AFP/Tom LARKIN