【7月21日 AFP】フィリピンで多数の死者を出した超大型の台風9号(アジア名:ラマスーン、Rammasun)は先週、中国南部に上陸し、20日までに海南(Hainan)省と広西(Guangxi)省で計17人が死亡、また少なくとも2人が行方不明となっている。国営新華社(Xinhua)通信が伝えた。

 台風9号は、中国南部を襲った台風としては1973年以来の最強規模となり、19日には、最も高い警告レベルの警報が出された。台風の勢力は弱まっているものの、気象当局は引き続き豪雨への警戒を呼び掛けている。

 台風9号は先週、フィリピンに甚大な被害をもたらし、少なくとも94人が死亡している。アジア名のラマスーンはタイ語で「雷神」の意味。(c)AFP