【7月14日 AFP】サッカーコロンビア代表のハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)は13日、たびたび報じられているレアル・マドリード(Real Madrid)への移籍について、自身の気持ちを明かした。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)の得点王に輝いたロドリゲスは、スペインの日刊スポーツ紙「マルカ(Marca)」に対し「レアル・マドリードに行くチャンスをものにしたい」と話している。

 12日に23歳になったばかりのロドリゲスは、「僕の夢だった。実現するなら、楽しみたい」と意気込んだ。

 コロンビアは準々決勝のブラジル戦で敗退したものの、通算6得点を挙げたロドリゲスは、決勝に進出したドイツのトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)やアルゼンチンのリオネル・メッシ(Lionel Messi)といった選手の追随を許さず、今大会の得点王に選出された。

 ロドリゲスは自身のツイッター(Twitter)に、「これを可能にしてくれた、皆さんのサポートとチームメートに感謝します」と投稿した。これに対し、コロンビアのフアン・マヌエル・サントス(Juan Manuel Santos)大統領やチームメートも祝辞を述べている。

 フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)は昨年、移籍金4500万ユーロを支払って、ポルトガル1部リーグのFCポルト(FC Porto)からロドリゲスを獲得した。モナコは移籍先のクラブに対し、少なくとも倍額を要求すると報じられている。

 マルカ紙によれば、レアルのフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長は、すでにモナコ側と交渉を開始しているという。地元紙は、レアルが移籍金を8500万ユーロ(約117億円)にまで下げさせたと報じた。

 ロドリゲスは、ラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)に代わるエースストライカーとして、今大会で一躍スター選手になった。

 コロンビアのホセ・ペケルマン(Jose Pekerman)監督は、ロドリゲスの活躍が、チームを史上初のベスト8進出に導いたと称賛している。

 ペケルマン監督は、「W杯でのハメスの働きは最高だった」とすると、ロドリゲスを「並外れた才能と向上心を持った、特別な選手だ」と表現した。

 また、ウルグアイのオスカル・タバレス(Oscar Tabarez)監督は、ロドリゲスをディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏やメッシに並ぶ才能の持ち主だと称え、ブラジル代表のダニエウ・アウベス(Daniel Alves)は、「今後も素晴らしいW杯が待っているはずだと彼に伝えた」とコメントしている。(c)AFP