アルゼンチンのサベジャ監督、決勝では「完璧な試合を」
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【7月13日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のアレハンドロ・サベジャ(Alejandro Sabella)監督は12日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で強豪ドイツを破り、3度目の優勝を目指すのであれば、チームは完璧な試合をしなければならないと話した。
59歳のサベジャ監督は、「集中力を高めた状態で臨まなければならないし、彼らのスペースを徹底的に封じる必要がある。最も大事なのは、簡単にボールを渡さないことだ」という。
「ドイツは常に、身体的にも戦術的にも傑出している。そういった理由で、ブラジルやイタリアと並んで多くのタイトルを獲得してきた」
「ドイツはボールの扱いがうまく、ライン間でボールを動かす。また、サイドバック後方のスペースの使い方が非常に上手だ。とりわけ、フィリップ・ラーム(Philipp Lahm)がね。われわれは完璧な試合をしなければならない」
今大会の決勝は両国にとって3度目の対戦となり、1986年のW杯メキシコ大会ではアルゼンチンが3-2で西ドイツを退け、1990年のW杯イタリア大会では1-0でドイツがリベンジを果たしている。
主将を務めるリオネル・メッシ(Lionel Messi)は、86年のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏に並ぶ功績を残したいと考えており、サベジャ監督は、そういった兆候が良い結果を招くと信じている。
「類似性があることは間違いなく、手強いチームを相手に、再び同じ状況が発生してくれればいいと思う」
優勝候補とは見られていなかったアルゼンチンだが、守備陣の活躍でグループリーグを全勝で突破し、とうとう決勝まで勝ち上がった。
サベジャ監督は、アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)とセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)を故障で欠き、攻撃力に劣るチームの戦術的な内容を称えた。
「一生懸命プレーした選手の手柄だ」
「フォーメーションが変わり、サイドバックを守りながらスペースを埋めることができるようになった。これでバランスが取りやすくなったんだ」
(c)AFP