【7月13日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)は12日、ブラジリア(Brazilia)で3位決定戦が行われ、オランダが3-0でブラジルに勝利した。

 精神的な痛手を負ったブラジル代表のW杯は優れたオランダの前に敗れ去り、さらなる苦痛を味わうことになった。

 ドイツに1-7と敗れた準決勝をいまだに消化し切れず苦しんでいるブラジルは、再び悲惨な序盤を迎え、前半3分にロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)のPKでオランダに先制点を許した。

 ベンチから負傷しているネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が見守る中、同17分にブラジルはさらに悲惨な守備を突かれてデリー・ブリント(Daley Blind)の追加点を許した。さらに、オランダは後半ロスタイムにジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)が3点目を決めて、ブラジルの傷口に塩を塗った。

 ブラジルは、ホームでの試合で1940年以来となる連敗を喫した。また、今大会のブラジルの総失点は14となった。これは、1986年以降のW杯出場国では最多、さらに開催国としては全大会を通じて史上最多の失点数となっている。

 一方で、ルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督率いるオランダは、準決勝のアルゼンチン戦をPKで落としており、無敗で3位の座を手にした。(c)AFP