【7月9日 AFP】ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)で自身2度目の優勝を飾り、世界ランク1位の座を奪還した男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が8日、結婚式を挙げるため、アドリア海に面する小国モンテネグロに到着した。

 ジョコビッチは、首都ポドゴリツァ(Podgorica)から100キロほど離れた、沿岸部の都市ティヴァト(Tivat)の空港に自家用機で降り立った。

 水色のシャツをまとい、バッグと2本のテニスラケットを携えたジョコビッチは、厳戒態勢の滑走路で、恋人のエレナ・リスティッチ(Jelena Ristic)さんと共に家族と再会した。

 ジョコビッチとリスティッチさんは、モンテネグロのリゾート地であるスヴェティステファン(Sveti Stefan)で小規模な結婚式を挙げると報じられている。

 2人の間には、年内に第1子が誕生する予定となっており、お互いの希望で近しい友人と親族だけを招待したという。

 スヴェティ・ステファンとその周辺は、報道陣が入れないように外部から遮断されることになる。

 地元メディアによれば、ジョコビッチの結婚式にはコーチのボリス・ベッカー(Boris Becker)氏とマリアン・ヴァイダ(Marian Vajda)氏、そしてマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)やアンディ・マレー(Andy Murray、英国)ら、テニス選手数人が出席するという。

 27歳のジョコビッチは、ウィンブルドンのタイトルを将来の妻と子どもにささげ、「しばらくはテニスのことを忘れる」と話している。

「たくさんの素晴らしいことが目の前に控えている。結婚もそうだし、数か月後には父親になる。家族や将来の妻との時間を楽しむことにするよ」

(c)AFP/Olivera Nikolic