【7月1日 AFP】ウクライナのペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)大統領は6月30日夜、ウクライナ東部の親ロシア派反政府勢力と交わしていた停戦合意を延長しない意向を表明し、軍事作戦の再開を宣言した。

 停戦合意は、グリニッジ標準時(GMT)の6月30日午後7時(日本時間7月1日午前4時)まで有効だったが、期限切れ前にも暴力行為が頻発。数か月にわたり続き約450人が死亡した戦闘が終結する気配は見られなかった。

 ロシアと欧州諸国は、停戦合意が戦闘を終わらせる上での重要な最初の一歩だとして、その延長を目指し尽力を重ねてきた。

 だがポロシェンコ大統領は期限切れ後に行った国民向け演説で、「現状を吟味した結果、軍の最高司令官として、一方的停戦を延長しないことを決めた」と発表した。(c)AFP