【6月29日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)決勝トーナメント1回戦のメキシコ戦で、オランダの主将ロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)がチームに復帰する。

 ここまでキャリア通算247ゴールを挙げているファン・ペルシーは、出場停止処分でグループB最終戦のチリ戦を欠場していた。その試合を2-0で勝利したオランダは3試合で10得点を挙げて全勝し、同グループ首位で16強入りを決めた。

 欧州各国がブラジルの地で中南米勢に劣勢を強いられている中、オランダはファン・ペルシーとアリエン・ロッベン(Arjen Robben)のコンビが持つ得点力に頼ることになる。

 しかしながら、チリ戦で得点したレロイ・フェル(Leroy Fer)が負傷のため欠場することが確定的となっている。

 代表チームを率いるルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督は、試合が行われるフォルタレーザ(Fortaleza)の暑さに懸念を示しており、給水時間を設けることを求めている。

 一方プレーオフの末にW杯本大会出場を決めたメキシコだが、グループAのブラジル戦では0-0と引き分けに持ち込み、その気概を見せつけた。

 GKギジェルモ・オチョア(Guillermo Ochoa)は驚きの新発見だったが、グループリーグ3試合すべてでベンチスタートとなったマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)所属のハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)はさらに注目を集めている。

 エルナンデスはクロアチア代表との試合で、代表戦では約1年ぶりとなる得点を決めており、ミゲル・エレーラ(Miguel Herrera)監督はその姿勢を称賛している。

 それでも、エルナンデスはオランダ戦でも再びベンチからのスタートとなる。エレーラ監督は、チームをここまで牽引してきた選手はそのポジションを守るに値するという考えを示している。(c)AFP