【6月29日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で8強入りを果たしたブラジル代表だが、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が太ももを強打し、ルイス・グスタヴォ(Luiz Gustavo)が累積2枚目のイエローカードを受けるなど、今後に暗雲が立ちこめている。

 ネイマールは、28日に行われた決勝トーナメント1回戦のチリ戦の開始わずか4分にチャルレス・アランギス(Charles Aranguiz)から激しいタックルを受けて太ももを強打した。

 ブラジルのルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督はネイマールについて、「検査が必要だ。次の試合に出られるかどうかをはっきりさせるには3、4日あるいは5日必要になるに違いない」とコメントした。

 その後、ネイマールは試合にフル出場した。この試合でイエローカードを受ければ7月4日の準々決勝では出場停止となっていたネイマールだったが、警告を受けずに試合を終えている。

 一方で、ブラジルはその準々決勝で重要な選手の一人でもあるルイス・グスタヴォを累積警告で欠くことになった。

 ルイス・グスタヴォは今大会のブラジル代表の中でここまで最高のパフォーマンスを披露していたが、スコラーリ監督はチリ戦で先発から外れるなど批判が集まっているパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho')を起用せざるを得なくなるとみられている。(c)AFP