ザック日本、チームプレーで巻き返しなるか
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【6月24日 AFP】サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督が23日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループCのコロンビア戦を前に、選手はチームとしての能力を見つめ直す必要があり、注目を浴びる個人に集中するべきではないと語った。
アジア王者の日本だが、グループリーグ2試合を終えての勝ち点は1にとどまっており、最終戦となるコロンビアとの対戦を控え、自力での突破はできない状況にある。
ここまで日本は攻撃陣がうまく機能しておらず、得点はコートジボワール戦で本田圭佑(Keisuke Honda)が決めた1ゴールのみで、ギリシャ戦では、香川真司(Shinji Kagawa)がベンチスタートとなった。
マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でプレーする香川と、ACミラン(AC Milan)の本田が日本の命運を握っているかという質問に対し、ザッケローニ監督は、チームとしての団結が重要だと強調した。
クイアバ(Cuiaba)で行われた試合前の記者会見で、ザッケローニ監督は、「私は常にチームというものが非常に大切だと思っている」と話した。
「チームのバランスが乱れれば、高い技術を持った個人でさえもそれに影響され、苦戦することになる」
第15回アジアカップ(AFC Asian Cup 2011)で日本を通算4度目の優勝に導き、今大会のアジア最終予選でも圧倒的な強さでの通過に貢献したザッケローニ監督は、勝利が絶対条件のコロンビア戦に向けて「自信満々」だという。
「今日も選手のトレーニングを見たが、非常にやる気があって集中している」
ザッケローニ監督は、選手たちが過去4年間で見せてきた力を十分に発揮できていないとしているが、チャンスはあると話した。
「日本は世界一のチームではないかもしれない。いや、違うと断言できる」
「しかし、選手たちはレベルの高い試合を幾度も見せており、それができれば世界一のチームさえ倒すことは可能だといつも言っている」
グループCではコロンビアが2連勝で勝ち点6を獲得し、コートジボワールが同3でこれに続いている。日本とギリシャは共に勝ち点1で、得失点差で日本が3位となっている。(c)AFP