【6月22日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)は21日、ベロオリゾンテ(Belo Horizonte)でグループFの試合が行われ、アルゼンチンが1-0でイランに競り勝ち、決勝トーナメント進出を決めた。

 アルゼンチンは、後半ロスタイムにリオネル・メッシ(Lionel Messi)が今大会2点目となる決勝点を決め、なんとか面目を保った。

 健闘したイランだったが、後半アルゼンチンのGKセルヒオ・ロメロ(Sergio Romero)に決定機を3本阻止され、アシュカン・デヤガ(Ashkan Dejagah)がパブロ・サバレタ(Pablo Zabaleta)にペナルティーエリア内で倒されたシーンではファウルを取ってもらうことができず、番狂わせを演じることはできなかった。

 実力を発揮できず沈黙していたメッシだったが、チームが最もゴールを欲しい時間に魔法の瞬間を作り出した。

 メッシがペナルティーエリアの外でわずかなスペースを作り出して左足を振りぬくと、ボールは弧を描いてゴール左隅に吸い込まれ、イランのGKアリレザ・ハギギ(Alireza Haghighi)になすすべはなかった。

 この結果、2試合で取りこぼしなく勝ち点6を獲得したアルゼンチンは、同日行われる試合でナイジェリアとボスニア・ヘルツェゴビナが引き分けた場合、グループ首位通過が確定する。(c)AFP/Kieran CANNING