【6月18日 AFP】サッカースペイン代表のアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)が17日、運命の分かれ目となるW杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループBのチリ戦を控え、チームは肉弾戦を覚悟しなければならないと語った。

 オランダとの初戦に1-5で大敗したスペインは、グループ内で厳しい立場に置かれており、この試合でチリに敗れ、オランダがオーストラリアに負けなければ、敗退が決定する。

 グループリーグで敗退した前回優勝国としては、1966年大会のブラジル、2002年大会のフランス、2010年大会のイタリアが挙げられるが、イニエスタは、スペインがここに加わらないために、厳しい戦いを乗り越えなければいけないと考えている。

 南アフリカ大会(2010 World Cup)のオランダとの決勝戦で、延長戦の末に決勝ゴールを決めたイニエスタは、「チリは難しい相手だ。僕たちは守備をおろそかにできないし、向こうは1対1で来るだろう」とコメントした。

「とにかく、明日(18日)出る選手がうまくマークを外せることを願うよ」

「そうすれば勝機が見えてくるはずだ。明日は正しいパスを出して、スペースを突かなくちゃいけない。そして点を決める」

「スピードを上げなくてはいけない時もあるだろうし、ボールをコントロールしなきゃいけない時もあるだろう。だけど、僕らはとにかく決勝戦のつもりで戦う。それがチリに勝つ唯一の方法だ」

「現時点でのただ一つの目標は、試合に勝つことだ。そうして初めて決勝トーナメントが見えてくる。だけど僕たちは自分自身を信じているし、その準備もできている」

(c)AFP/Tom WILLIAMS