【6月17日 AFP】サッカーポルトガル代表の主将クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は16日、0-4で敗れたW杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループG初戦のドイツ戦を終えた後、報道陣の前を足早に通り過ぎ、インタビューを拒否した。

 故障を押して90分間プレーしたロナウドだったが、トーマス・ミュラー(Thomas Muller)がハットトリックを記録したドイツの勢いを止める力はなかった。

 アレーナ・フォンテ・ノバ(Arena Fonte Nova)のミックスゾーンでインタビューを求められたロナウドは、「3選手がメディアに話すことになっているが、自分はその1人ではない」とこれを拒否している。

 レアル・マドリード(Real Madrid)のスター選手であるロナウドが、シュート5本に抑えられたポルトガルは、最後までドイツの守備を崩すことができなかった。

 ポルトガルは、2006年W杯ドイツ大会(2006 World Cup)の3位決定戦、2008年と2012年の欧州選手権(UEFA Euro)でもドイツに敗れており、主要大会で4連敗を喫している。

 この試合で、代表通算112試合目の出場を飾ったロナウドだったが、通算50ゴール目を挙げることはできなかった。

 2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で、ポルトガルは優勝国スペインと戦った決勝トーナメント1回戦で敗退しており、これが輝かしいキャリアの唯一の汚点になるのではないかと問われたロナウドは、前日の記者会見で、「何かを誰かに証明する必要があるとは思わない。僕の成績やこれまでの経歴を見れば、それが分かるだろう」と語った。

「その質問には答えられない。今まで通り、最高のキャリアを積んでいくだけだ」

 ポルトガルは22日に米国と、26日には、前回大会で8強入りを果たしたガーナと対戦する。(c)AFP