【6月16日 AFP】13-14NBAファイナル(7回戦制)は15日、第5戦が行われ、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)が104-87でマイアミ・ヒート(Miami Heat)を退け、通算5度目の優勝を飾った。

 スパーズは最後の3試合を圧勝で制し、ヒートのファイナル3連覇を阻止した。前シーズンに第7戦で敗れてファイナル制覇を逃し、その翌シーズンに雪辱を果たしたチームは、1988-89シーズンのデトロイト・ピストンズ(Detroit Pistons)以来となる。

 スパーズを率いるグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチは、これで5つ目のチャンピオンリングを手に入れ、フィル・ジャクソン(Phil Jackson)氏の11度、レッド・アワーバック(Red Auerbach)氏の9度に次いで、史上3位タイとなる5度のファイナル制覇を経験したHCとなった。パット・ライリー(Pat Riley)氏とジョン・クンドラ(John Kundla)氏も、HCとしてチームを5度の優勝に導いている。

 ファイナルの最優秀選手(MVP)には、3試合連続でチーム最多得点を決め大勝の立役者となった期待の若手、カウィ・レナード(Kawhi Leonard)が選出された。

 レナードは、この試合で22得点10リバウンドを記録しており、第3戦には、プレーオフとレギュラーシーズンを通してキャリア最多となる29得点を挙げている。

 第1クオーターのシュート成功率は、わずか28パーセントだったスパーズだが、最大で16点あった点差を第2クオーターにひっくり返し47-40でハーフタイムを迎えると、その後は二度とリードを許さなかった。(c)AFP