【6月16日 AFP】サッカーブラジル代表のフッキ(Hulk)は15日、ハムストリングに問題を抱えたため練習を切り上げたものの、17日に行われるメキシコとのW杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループA第2戦には間に合う見通しであることを明らかにした。

 ゼニト・サンクトペテルブルク(Zenit St. Petersburg)に所属する27歳のフッキは、メキシコ戦に向けて行われた練習試合で得点を決めた直後、練習場を後にしている。

 15日に行われた練習試合でラミレス(Ramires Santos do Nascimento)と交代したフッキは、ハムストリングの故障が疑われたが、報道陣に対して「万が一に備えて」途中交代したこと明かし、メキシコ戦が行われるフォルタレーザ(Fortaleza)にはチームと一緒に向かうと語った。

 トレーニング施設グランジャ・コマリー(Granja Comary)で取材に応じたフッキは、「左ハムストリングに痛みを感じた。数日は痛みがあるが、神のおぼしめしがあって次の試合も欠場することはないだろう」とコメントしたが、最終的にはルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督の判断に任せるとしている。

「フォルタレーザには行く。問題はあるが、フェリポン(スコラーリ監督の愛称)が決めるだろう」

 フォルタレーザからほど近いカンピナグランデ(Campina Grande)出身のため、フッキはメキシコ戦の出場に意欲をみせている。

「2日間で100パーセントの状態になればと思う。試合に出たくないわけがない。家族全員が来るからね」

「(クロアチアとの)開幕戦で後押ししてくれたサンパウロ(Sao Paulo)のファンには感謝したい。次も同じことが起きると確信しているよ」

 フッキによると、スコラーリ監督は3-1で勝利したクロアチア戦と同じチームでメキシコ戦に臨むことを示唆している。ブラジルは15日夜に移動し、16日午後にはカステラン・スタジアム(Castelao Stadium)で最終調整を行う。(c)AFP/Andy SCOTT