【6月16日 AFP】男子テニス、エイゴン選手権(AEGON Championships 2014)は15日、シングルス決勝が行われ、大会第4シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)が6-7、7-6、7-6で第10シードのフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)を下し、優勝を果たした。

 世界ランク13位のディミトロフは、23日に開幕するウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)で念願の四大大会(グランドスラム)初制覇を目指しており、この大会は最高の前哨戦になったようだ。

 ウィンブルドンでは、ツアー4勝目を挙げたばかりのディミトロフが、ダークホースになる可能性もある。

 この日は、ディミトロフの恋人であるマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)も会場に訪れており、試合後の表彰式ではディミトロフが投げキッスを送る場面もあった。ディミトロフは、シャラポワに感謝を伝える一方、集中力を高めるトレーニングを管理してくれたロジャー・ラシード(Roger Rasheed)コーチの存在の大きさも認めている。

「マリアはかけがえのない存在で、僕を支えてくれる。お互いに同じ気持ちだと思うし、これが彼女の来る最後の大会にならないことを願うよ」

「マリアの存在は僕にとってプラスになるし、彼女のようなものすごい選手からは学ぶことがたくさんある。それに、ロジャーといるとすべてが自然で、心地良いんだ」

(c)AFP/Steven GRIFFITHS