【6月13日 AFP】13日のサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)は、王者スペイン代表とオランダ代表の対戦という、前回大会(2010 World Cup)決勝の再現となる1戦に注目が集まる。

 欧州選手権(UEFA Euro)2連覇、さらに間に挟まる形でW杯制覇を成し遂げたスペインについては、誰もが付け入る隙を探しているが、チームを率いるビセンテ・デル・ボスケ(Coach Vicente)監督は、そんなものはないと言う。

 デル・ボスケ監督は、優勝した欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)決勝とほぼ同じメンバーでこの試合に臨む可能性が高い。変更が考えられるのは1トップだけで、監督が頭を悩ませるのはジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)とセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)のどちらを起用するかくらいだろう。

 指揮官は、「われわれは成熟したチームで、若い選手もいる。何も恐れていないし、チームは最高の状態にある」とコメントした。

 オランダは、攻撃をアリエン・ロッベン(Arjen Robben)、ロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)、さらにルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督の手でよみがえりつつあるウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)という、経験豊富なアタッカーに一任するとみられる。

 スペインのシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)は、3人の攻撃は驚異だと認めながらも、スペインおなじみのポゼッションで圧倒するサッカーはできると強調した。

「向こうは前線にとても経験豊富な選手がいる。おそらく深く構えて、ものすごく速いカウンターを狙ってくるだろう。ボールはきっとうちの方が持てるはずだ」

 一方のオランダは、4年前の決勝で、スコアシートに刻まれた得点はアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)の1点のみだったが、イエローカード全14枚中9枚をもらい、後ろ向きな戦術が大きく批判された。

 オランダを率いるファン・ハール監督は、今回も良いサッカーをするのは恐らくスペインの方だろうと認めた上で、雪辱を果たすことは可能だと力強く語っている。

 サルバドール(Salvador)で試合前日の記者会見に臨んだファン・ハール監督は、「スペインの攻撃を阻もうと思うなら、方法は1つ、非常にコンパクトに守るしかない」とコメントした。

「そしてボールを奪ったら、素早く、確実に仕留めなければならない。スペインは守備もかなり良いから、簡単ではない。しかし私は、明日われわれが特別な何かを成し遂げられるという、鉄の信念を持っている。たとえ、スペインの方がおそらく良いサッカーをすると、認めなくてはならないとしてもね」

 この日はそのほかに、オーストラリアと今大会のダークホースと目されるチリが対戦するグループBの1戦、さらにグループAのメキシコ対カメルーン戦が行われる。(c)AFP