W杯開幕戦の会場、最後の最後まで詰めの作業続く
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【6月12日 AFP】W杯ブラジル大会(2014 World Cup)の開幕が目前に迫る中、開幕戦の舞台となるアレーナ・デ・サンパウロ(Arena de Sao Paulo)では、花や木を植えるといった「細かな部分」の詰めの作業が現在も行われている。11日、国際サッカー連盟(FIFA)のジェローム・バルク(Jerome Valcke)事務局長が明かした。
ブラジル対クロアチアの大会開幕戦は、アレーナ・デ・サンパウロで現地時間の12日午後5時から始まる予定だが、バルク事務局長は、同スタジアムを含めたいくつかの会場で、現在も作業員が時間との戦いを続けていることを明かした。
しかし事務局長は、深刻な事故の恐れがあるのではとの見方は間違っているとも語った。W杯へ向けて新たに建設されたアレーナ・デ・サンパウロは、完全な状態でのテストが一度も行われておらず、そのためそうした懸念が生じている。
サンパウロ(Sao Paulo)でFIFAの総会に出席したバルク事務局長は報道陣に対し、「懸命の作業が続いていて、チームの面々はここ何日、何週間もしっかりと睡眠をとっていないだろう」と語った。
「イタケロン(アレーナ・デ・サンパウロ)で作業が続いているのは事実だ。しかし残っているのは、周りに花やきれいな木を植えたりして景観を整える作業くらいだというのは、みなさんもご存知のはずだ」
「つまり細部の問題だし、こう言える。FIFAのチームと現地の組織委員会は、絶対に何も起こらないようにするための準備は済ませている」
(c)AFP