【6月12日 AFP】スペインの警察当局は10日、同国の首都マドリード(Madrid)からカナリア(Canary)諸島グランカナリア(Gran Canaria)島に到着した航空便に手荷物として預けられたスーツケース2個の中に、生きたヘビ5匹とトカゲ2匹、昆虫数千匹が隠されていたのを発見したと発表した。

 警察の声明によると、スーツケースを預けた男は同島ラスパルマス(Las Palmas)の空港で取り調べのため身柄を拘束された。

 スーツケースには、ボア・コンストリクターと東南アジアに生息するインドニシキヘビが1匹ずつ、アフリカに生息するボールニシキヘビが3匹入っていた。これらは外来ペットとして販売されている。

 このほか、アジアの砂漠地域に生息するヒョウモントカゲモドキ2匹、カエル2匹、中南米に生息するアルゼンチンフォレストローチ約200匹、カタツムリ数匹がプラスチック製の容器に入れられていた。また、コオロギ3500匹、ぜん虫約1000匹、バッタ約100匹が段ボール箱に入れられていた。(c)AFP