【6月9日 AFP】サッカーベルギー代表のマルク・ヴィルモッツ(Marc Wilmots)監督は8日、7日に行われたチュニジアとのW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を控えての強化試合で足首を痛めたロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)について、数日間の休養が必要であることを明かした。

 昨季、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)からエバートン(Everton)に期限付き移籍していたルカクは、1-0で勝利したブリュッセル(Brussels)での試合で、後半16分から出場したが、試合終了の直前に足を引きずりながら交代した。

 ベルギーのメディアは、ヴィルモッツ監督のコメントとして、「彼は痛みを訴えているが、医師によると、一見したところでは、それほど深刻なものではない」と伝えた。

「8日に、さらに詳しい検査を行う予定だが、恐らくねんざと思われる。3、4日程度で回復することを願っている」

 このニュースは、アキレス腱の断裂で既にクリスティアン・ベンテケ(Christian Benteke)を失っているベルギー代表にとって懸念材料となった。

 代表チームは、ブリュッセルのボードゥアン国王スタジアム(King Baudouin Stadium)で最後の練習を行い、同日朝にブラジルへ出発した。

 ルカクのほかに、GKのティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)とヤン・フェルトンゲン(JanVertonghen)も大事を取って練習を休んだ。

 2002年大会以来のW杯出場となるベルギー代表に対して、同国の期待と興奮は大いに高まっている。(c)AFP