【6月4日 AFP】パキスタンの野党・統一民族運動(Muttahida Qaumi MovementMQM)の指導者アルタフ・フセイン(Altaf Hussain)氏が3日、亡命先の英ロンドン(London)で、マネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで逮捕された。パキスタン政府もその事実を確認した。同氏の出身地であるパキスタン最大の都市カラチ(Karachi)では、同氏の釈放を求める抗議集会が行われ、数千人が参加した。

 フセイン氏は20年以上にわたり、ロンドン郊外の自宅の電話とつながったスピーカーを通じた演説などで、同市の市民らに絶大な影響力を行使してきた。

 モハジール(Mohajir、パキスタンが独立した際にインドから移住したイスラム教徒)を主な支持基盤とし、世俗主義を強く掲げるMQMは、「タリバン化」に対する防波堤の役割を果たしていると自負しているが、カラチでの暴力行為の多くについて責任があるとの批判も受けている。

 フセイン氏の逮捕は、カラチで強い反発を引き起こすのではないかと懸念されている。(c)AFP/Ashraf KHAN