米領事館の車両に攻撃、2人負傷 アフガニスタン
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【5月28日 AFP】アフガニスタン西部の都市へラート(Herat)で28日、米国領事館の車両が襲撃され、米国人2人が軽傷を負った。
同市エンジール(Enjeel)地区の警察署長はAFPに対し、単独でバイクに乗った男が、空港に向かっていた領事館の車に向かって携行式ロケット弾を撃ち込んだと話した。
在アフガニスタン米国大使館の声明によると、負傷した2人は現在、市内の病院で治療を受けている。襲撃犯の身柄確保に向け、米大使館とアフガニスタン当局が協力して捜査を進めている。
これまでのところ、犯行声明は発表されていないが、こうした攻撃は01年に政権崩壊して以来、反政府活動を展開してきた同国の旧支配勢力タリバン(Taliban)によることが多い。
5日前の23日早朝には、同じヘラート市にあるインド領事館が武装した男4人に襲撃されており、北大西洋条約機構(NATO)軍の撤退が進む中、不安定な情勢が浮き彫りとなっている。23日の襲撃ではインド人職員らに死傷者は出なかったが、武装グループが近隣の住宅に押し入りそこから領事館に発砲した際、対応した警官2人が負傷した。
アフガニスタンは現在、タリバン(Taliban)政権崩壊後、同国を統治してきたハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領の後任を選ぶ選挙の最中にある。NATO軍の戦闘部隊は、旧勢力タリバンとの10年以上に及ぶ戦いから12月までに完全撤退する予定で、アフガニスタン警察および軍にとって今回の選挙は、その後の治安対策の試金石といえる。
27日にはバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領も、アフガニスタンの駐留米軍を2016年末までに完全撤退させる方針を発表している。(c)AFP