【5月10日 AFP】トルコで8日、お見合い番組「ラック・オブ・ザ・ドロー(Luck of the Draw、運任せ、の意味)」 に出演した男性が撮影中、過去に2人の妻を殺害したと告白するとともに、「3人目の妻は殺さない」と断言し、会場にいた聴衆らを驚愕させた。

 がっしりとした体格で、丸刈りに口ひげを蓄えたセファー・カリナック(Sefer Calinak)さん(62)は胸にハート形の名札を付けて登場。落ち着き払った様子で自分を売り込んだ。

 しかし、「過去に妻2人を殺して有罪判決を受けた」と明らかにしたことから、番組司会者から「退場」を求められてしまった。

 その後、取材に応じたカリナックさんは、「嫉妬心から、いとこでもあった最初の妻を殺害した」「2人目の妻は、斧(おの)を振ったら誤って殺してしまった」と説明した。

 翌9日付のトルコ紙Haberturkによると、カリナックさんは「妻2人を殺したと言ったら、女性たちは私から離れていく。でも、14年間服役して私は変わったんだ」と話している。自分自身について、「新しい妻を探している正直な男」だと述べ、「私と結婚する女性は、殺される心配をする必要はない」と主張している。(c)AFP