【4月12日 AFP】13-14NBAは11日、各地で試合が行われ、王者マイアミ・ヒート(Miami Heat)が98-86でインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)を下し、プレーオフを第1シードで迎えられるイースタンカンファレンス首位に浮上した。

 レブロン・ジェームズ(LeBron James)がこの試合最多の36得点を記録したヒートは、レギュラーシーズン残り3試合でアトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)との対戦を控えており、自力で首位を確定することができる。

 一方、ヒートを0.5ゲーム差で追う立場になったペイサーズは、オーランド・マジック(Orlando Magic)とのレギュラーシーズン最終戦の前にウエスタンカンファレンスの強豪オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)と対戦する。

 ハムストリングを痛めているドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)が9試合連続で欠場したヒートは、試合の行方を決定づけるために第3クオーターでペイサーズを突き放した。

 前半を3点リードで折り返して迎えた後半、ヒートはジェームズが第3クオーターだけで13得点を挙げるなど、ペイサーズとの差を一気に最大23点まで広げた。

 ヒートのマリオ・チャルマース(Mario Chalmers)は13得点5リバウンド5アシスト、ウドニス・ハスレム(Udonis Haslem)は11得点9リバウンドを記録し、チームの勝利に貢献している。

 ペイサーズにとってシーズン終盤で喫した今回の敗戦は、大きな痛手となった。ペイサーズはポール・ジョージ(Paul George)が22得点、デビッド・ウエスト(David West)が18得点を挙げたものの、ロイ・ヒバート(Roy Hibbert)はフィールドゴール(FG)を2本しか決められず5得点1リバウンドに終わった。

 イースタンカンファレンスのそのほかの試合では、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)がすでにプレーオフ進出が確定しているトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)に108-100で勝利し、ポストシーズン進出へわずかに望みをつなげた。

 カーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)が30得点8リバウンドを記録したニックスは、プレーオフに進出できる最後の枠となる8位につけるホークスを2ゲーム差で追っている。

 ホークスは93-88でブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)を下し、ポストシーズン進出にまた一歩近づいた。

 ホークスは、ポール・ミルサップ(Paul Millsap)が27得点10リバウンド、ジェフ・ティアグ(Jeff Teague)が22得点を記録し、ホームゲーム15連勝中だったネッツの記録を止めた。(c)AFP