【4月6日 AFP】インド洋(Indian Ocean)に墜落したとみられるマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便の捜索に当たっている中国の巡視船が5日、同機のブラックボックスと同じ周波数の信号を探知した。ただオーストラリア当局は、同機と関係があるという証拠はまだないとして注意を促している。

 乗客乗員239人を乗せたMH370便がマレーシアのクアラルンプール(Kuala Lumpur)から中国の北京(Beijing)に向かう途中で消息を絶ってから4週間、中国国営新華社(Xinhua)通信は5日の速報で、中国の巡視船Haixun 01に搭載されているブラックボックス探知器が、南緯25度東経101度の地点付近で周波数37.5キロヘルツの信号を探知したと報じた。

 MH370便に搭載されていたブラックボックスの製造元であるハネウェル・エアロスペース(Honeywell Aerospace)の広報担当者がAFPに語ったところによると、同機のフライトデータレコーダーおよび操縦室のボイスレコーダーの水中音響ビーコン(Underwater Acoustic Beacons)はともに、この周波数で作動しているという。

 MH370便の捜索に当たる国々を率いているオーストラリア当局は、今回の報道に対して慎重を期すよう求め、同機との関連性はまだ確認されていないと強調した。

 捜索当局が、捜索活動を率いるアンガス・ヒューストン(Angus Houston)氏の話として伝えたところによると、報じられた信号の特徴は「同機のブラックボックスと一致」しており、探知地点から約90キロ離れた海上では多数の白い物体も発見されたという。ただ同氏は、「信号と物体が同機と関係があるかどうかは、現段階で確認できていない」としており、オーストラリアが中国側にさらなる情報の公開を求めたことと、この海域への捜索隊の派遣を検討中であることを明らかにしたという。

 一方の中国当局も、信号はまだ特定されていないとして注意を促しており、China Maritime Search and Rescue Centerは、認証済みのマイクロブログのアカウントに「Haixun 01が探知したパルス信号は現時点で特定されていない」と掲載している。(c)AFP