【3月19日 AFP】中国国営メディアは19日、当局が川にブタの死骸157匹が流されているのを発見したと報じた。中国では1年前にも上海(Shanghai)の主要河川に1万6000匹の死骸が流される事件が起きており、同国の食の安全の問題が再び浮き彫りになった。

 国営の新華社(Xinhua)通信によると、ブタの死骸が発見、回収されたのは、中国の主要河川の一つ長江(揚子江、Yangtze River)の支流で、江西(Jiangxi)省の省都、南昌(Nanchang)の飲料水の水源であるカン江(Gan River)。

 だが検査の結果、水道水は「飲用しても安全」だったという。新華社が南昌市当局者の話として伝えた。

 また国営の中国中央テレビ局(China Central TelevisionCCTV)は中国版ツイッターの新浪微博(Sina Weibo)で「追加で20匹のブタがカン江から引き上げられた。合計は157匹になる」と述べた。

 CCTVが掲載した画像には、白い衣服とマスク姿の職員が河岸に並べられた死骸を観察する様子が写っていた。

 CCTVは江西省農業当局者の話として、耳のタグ情報はブタが同省の樟樹(Zhangshu)から来たことを示していると報じている。樟樹市当局者からのコメントはまだ得られていない。

 中国では1年前、1万6000匹のブタの死骸が上海市内を流れる黄浦江(Huangpu River)で発見される事件があった。事件の原因についての公式の発表は行われていない。

 昨年5月にはネズミとキツネの肉を牛肉とマトンと称して販売していた900人が拘束される事件があった。また2008年には汚染された粉ミルクに関連した大規模なスキャンダルが明らかになり、赤ちゃん6人が死亡、30万人以上が病状を訴える事件があった。(c)AFP