【3月4日 AFP】(一部更新)米アップル(Apple)は3日、「iPhone(アイフォーン)」を便利なドライブアシスタントに変える車載システム「CarPlay」を発表するとともに、今後、各自動車メーカーがこのシステムに順次対応していくと発表した。

 アップルの発表によると、CarPlayは、通話や地図の参照、音楽鑑賞、メールチェックなどを、利用者の声あるいは簡単なタッチだけで可能にする「非常に感覚的」なシステムだという。

 今週スイス・ジュネーブ(Geneva)で開催されるモーターショーで、フェラーリ(Ferrari)、ボルボ(Volvo)、メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)がこの技術を公開する予定だが、他にも本田技研工業(ホンダHonda Motor)、BMW、トヨタ自動車(Toyota Motors)、ゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)など多くの自動車メーカーも対応を予定しているという。

 CarPlayでは、対応する自動車とiPhone 5を接続してタッチスクリーン・コマンドが利用できる他、ステアリング部のスイッチで音声認識型機能「Siri」を起動することもできる。

 また、iPhoneのカレンダーやコンタクトリストが利用できる以外にも走行履歴を利用したルート案内や交通情報を得ることも可能となっている。もちろん端末に入っている音楽やその他のiTune(アイチューン)コンテンツも楽しむことができる。(c)AFP