【12月24日 AFP】女子テニスのナディア・ペトロワ(Nadia Petrova、ロシア)が、交通事故で母が死去したことを理由に、2014年1月に開催される全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)を欠場すると発表した。

 ペトロワの母は元陸上選手で、五輪で銅メダルを獲得した実績を持っている。

 また、同じくロシア出身のマリア・キリレンコ(Maria Kirilenko)も、負傷のため全豪オープンを欠場することが明らかになった。

 両選手の欠場はロシアのメディアに報じられた後、全豪オープンの公式ツイッター(Twitter)で発表された。

 ペトロワの母であるナデジダ・イリーナ(Nadezhda Ilyina)さんは、7日に交通事故で亡くなった。

 イリーナさんは陸上の400メートルで活躍し、1976年モントリオール五輪の4×400メートルリレーでは銅メダルを獲得した。

 イリーナさんはまた、400メートルと400メートルリレーの旧ソ連記録保持者で、室内では400メートルの世界記録を持っていた。

 全豪オープンの主催者は、「母を亡くして大会を棄権したナディア・ペトロワに哀悼の意を表します」とコメントしている。(c)AFP