【11月21日 AFP】代表チームが2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の出場を決めて祝福ムードが広がるフランスでは、出場決定の暁にはヌードで天気予報を伝えるという公約を果たした女性キャスターが現れた。

 記録的な失業率、税の引き上げ、犯罪者の増加がパリ(Paris)に暗い影を落とす中、フランス代表がウクライナ相手に気迫溢れる大逆転劇を演じてW杯出場を決めた翌日の20日は、国民が一体となりすべてを忘れて喜びに沸いた。

 欧州予選プレーオフ第1戦で0-2と敗戦を喫したレ・ブルー(Les Bleus、フランス代表の愛称)は、19日に行われた第2戦で3-0の勝利を挙げ、史上初の逆転劇を飾った。

 この時、ドリア・ティリエ(Doria Tillier)さんは歓喜する一方で追い込まれていた。ティリエさんは、多くの専門家も厳しいとみていた逆転をフランス代表が果たした場合、テレビ局カナルプリュス(Canal Plus)の天気予報コーナーにヌードで出演すると宣言していた。

 前半34分にカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がチーム2点目を決めて合計スコアで並ぶと、ティリエさんは自身のツイッター(Twitter)アカウントに「大変!フランスが2-0でリード。だんだん憂鬱(ゆううつ)になってきた」と投稿した。

 運命の天気予報コーナーが始まり、元モデルのティリエさんは実際にヌードではなく、フランス語で裸を意味するポワル(Poil)という名称の村から出演して難を逃れたかに思われた。

 しかし、最後はしっかりとヌードになり、現場の草地を走り抜ける姿を離れたカメラが映し出した。(c)AFP