【6月25日 MODE PRESS WATCH】米ブランド「コーチ(COACH)」が、スチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)を新エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターに任命した。これまで同職を務めてきたリード・クラッコフ(Reed Krakoff)の後任となる。

 ヴィヴァースはカルバン・クライン(Calvin Klein)でキャリアをスタートし、ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)、ジバンシィ(Givenchy)、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)などを経て2005年から2008年まで「マルベリー(Mulberry)」、その後「ロエベ(Loewe)」のクリエイティブ・ディレクターを務めてきた。2006年には、英国ファッション協会のアクセサリーデザイナー賞を受賞している。

 今後ヴィヴァースは、プレジデント兼チーフ・コマーシャル・オフィサーのビクター・ルイスの直属となり、ウィメンズおよびメンズのデザインブランド・イメージ、ストア環境を含むブランドのクリエイティブ全てに関わっていく。就任にあたりヴィヴァースは「コーチは並外れたブランドであり会社であり、私は、コーチの豊かなヘリテージをこれまでずっと賞賛してきました。コーチの変革の次章を導くことができるのを嬉しく思っています」とコメント。

 同ブランドのルー・フランクフォートCEOは、自身のブランドに専念するために契約更新をしなかったクラッコフについて「私たちはリードの功績を称賛しています。彼の将来の成功を祈念します」と述べるとともに「スチュアートを迎えることを楽しみにしています」と、ヴィヴァースへの期待を語った。(c)MODE PRESS