【5月18日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領から同国の市民権を与えられたフランス人俳優のジェラール・ドパルデュー(Gerard Depardieu)が、英女優エリザベス・ハーレイ(Elizabeth Hurley)と共演する新作スリラー映画の撮影が、ロシアとチェチェン共和国の首都で間もなく始まることが分かった。

 ハーレイは15日、マイクロブログのツイッター(Twitter)への投稿で、ドパルデューと共演するために訪れたロシア首都モスクワ(Moscow)で、衣装の購入をしているところだと明かした。11日には「来週からロシアでジェラール・ドパルデューと共演する新しい映画の撮影が始まります」、14日には「ハロー、モスクワ!」とつぶやいている。

 ハーレイは1994年に当時交際していた英俳優ヒュー・グラント(Hugh Grant)とのデート中に、安全ピンをつないだドレスを着ていたことで有名になり、その後、『オースティン・パワーズ(Austin Powers: International Man of Mystery)』や『悪いことしましョ!(Bedazzled)』といったコメディー映画に出演した。

 英ロンドン(London)にある制作会社「Saradan Media」のウェブサイトによると、2人が共演する映画のタイトルは『Turquoise』。監督は、フランス人のフィリップ・マルティネス(Philippe Martinez)が務める。

 撮影はモスクワとチェチェン共和国の首都グロズヌイ(Grozny)で行われる。公開されたあらすじによると、「両都市の壮大な風景を背にした傑出したアクションシーン」が見られるという。チェチェンのラムザン・カディロフ(Ramzan Kadyrov)首長からグロズヌイ市内の高層マンションを贈られたドパルデューは、同市を頻繁に訪れている。(c)AFP