【9月29日 AFP】米大リーグ(MLB)のミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)は28日、西岡剛(Tsuyoshi Nishioka)との契約を1年残したまま解除したことを発表した。

 西岡が2010年に結んだ契約を破棄したため、ツインズは契約最終年となる2013年シーズンの年俸300万ドル(約2億3400万円)とバイアウト(解約金)25万ドル(約1900万円)の支払いを回避することになった。

 2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(World Baseball Classic)で日本の優勝に貢献した西岡は、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)戦でニック・スウィッシャー(Nick Swisher)のスライディングを受けて骨折するなど、2011年は68試合出場にとどまっていた。

 西岡は2012年シーズンは主にマイナーリーグでプレーし、101試合で打率2割5分8厘、34打点、2本塁打の成績を残したが、ツインズでは3試合に出場し無安打に終わっている。

 西岡は声明で、「メジャーリーグでプレーする夢を叶えてくれたツインズには感謝しています。期待はずれの成績に終わった責任は自分にあるため、違う道を歩む時が来たと決断しました。後悔はしていませんし、人は苦しんだ分だけ強くなれることを知っています。チームとファンから受けたすべての支援に感謝しています」とコメントした。(c)AFP