【9月7日 AFP】ロンドン・パラリンピックは6日、オリンピックスタジアム(Olympic Stadium)で陸上男子100メートル(T44クラス)決勝が行われ、英国のジョニー・ピーコック(Jonnie Peacock)が金メダルを獲得した。

 5日に行われた予選でパラリンピック記録に並ぶ11秒08を記録していたピーコックは、決勝で新記録となる10秒90を記録し、両足義足の「ブレードランナー」として知られる南アフリカのオスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)を破った。

 米国のリチャード・ブラウン(Richard Browne)が自己ベストの11秒03で銀メダル、南アフリカのアルヌ・フォーリー(Arnu Fourie)がアフリカ記録となる11秒08で銅メダルを獲得した。

 一方、北京パラリンピックでの同種目金メダリストで、8月に閉幕したロンドン五輪では両足義足の選手として初めて五輪出場を果たしたピストリウスは、11秒17で4位に終わり、メダル獲得を逃した。

 25歳のピストリウスが今大会で敗戦したのは、ブラジルのアラン・オリベイラ(Alan Oliveira)に敗れ銀メダルを獲得した男子200メートルに続いて2度目となる。(c)AFP/Robin Millard