【8月11日 AFP】ロンドン五輪は10日、エクセル(ExCeL London)でボクシング男子ミドル級準決勝が行われ、村田諒太(Ryota Murata)は13-12の判定でウズベキスタンのアボス・アトエフ(Abbos Atoev)を破り、決勝に進出した。

 終盤に猛攻を仕掛けて最終第3ラウンドを8-4で制し、アトエフを僅差で下した村田は、11日に行われる決勝でブラジルのエスキバ・ファルカオ(Esquiva Falcao)と対戦する。

 日本勢が最後にボクシング競技でメダルを手にしたのは1968年のメキシコ五輪で、バンタム級の故森岡栄治(Eiji Morioka)氏が銅メダルを獲得した。金メダルは1964年東京五輪のバンタム級を制した故桜井孝雄(Takao Sakurai)氏までさかのぼる。

 2011年の世界ボクシング選手権(AIBA World Boxing Championships 2011)で銀メダルを獲得している村田は、「準決勝は予想外の展開になったが、スタミナの差で上回れた。48年ぶりに金メダルか銀メダルを獲得する日本人選手になれて誇りに思う。目標まであと1勝のところまで来た。目標は決勝で勝つこと」と語った。(c)AFP