【8月6日 AFP】（記事更新、写真追加）ロンドン五輪は5日、オリンピックスタジアム（Olympic Stadium）で陸上男子100メートル決勝が行われ、ジャマイカのウサイン・ボルト（Usain Bolt）が9秒63の五輪新記録で2大会連続の金メダルを獲得した。

　史上最高のスプリンターの称号を手にしたボルトの記録は、世界歴代2位となっている。

　ボルトとともに練習を行い、後継者と目されているジャマイカのヨハン・ブレイク（Yohan Blake）が自己タイ記録となる9秒75で銀メダル、2004年のアテネ五輪を制した米国のジャスティン・ガトリン（Justin Gatlin）が9秒80で銅メダルを獲得した。

　第11回世界陸上大阪大会（11th IAAF World Championships in Athletics Osaka）で短距離2冠を達成した米国のタイソン・ゲイ（Tyson Gay）は9秒80で4位だった。

　スタートで左隣のガトリンに遅れをとったボルトは、歯を食いしばって長い足を上下させたが、結果的には圧勝を収めた。フィニッシュラインを越えると、ボルトはそのままビクトリーランを開始。響き渡る「ウサイン」のコールに応え、スタジアムの様々な場所でおなじみの「弓矢」のポーズを披露した。(c)AFP(c)AFP/Luke Phillips