【8月4日 AFP】ロンドン五輪は4日、オリンピックスタジアム(Olympic Stadium)で陸上男子400メートル予選が行われ、北京五輪金メダリスト、米国のラショーン・メリット(LaShawn Merritt)が棄権した。

 ドーピングによる出場停止処分から復帰後苦しんでいたメリットは、250メートルを過ぎた地点でレースをやめた。

 今五輪の代表選考会を兼ねた全米選手権(USA Outdoor Track & Field Championships)で44秒12と今季世界最高記録を更新して優勝を果たし、ロンドンにやってきたメリットだったが、ダイヤモンドリーグ2012(IAAF Diamond League 2012)第9戦モナコ大会でも300メートル過ぎで同じように棄権していた。

 メリットはレース後、「多分(ハムストリングスの)筋を違えたんだ。練習中に2回感じていた。乗り越えようと思ったけれど、できなかった」とコメントしている。

 またメリットは、4×400メートルリレーを欠場する可能性を示唆している。(c)AFP